声優オーディションに受からない人の【自己PR】
オーディションにまた落ちた!ショックを受ける前に、こんな自己PRをしていないか振り返ってみてくださいね。
- 自分をよく見せようとして、できないことをできると言ってしまう
- 自信過剰な態度をとる
合格したいあまり、できないことをできると言ってしまうことがありますが、嘘はバレます。確実にバレます。審査員は何十人、何百人と見てきている人材発掘のプロです。できないことをできると言っても、その目には自信が漂いません。見抜かれます。自分が不得手としていることができるか聞かれたときには「○○は得意ではないことを自覚しているので、今こんな努力をしています」と言うほうが、受かるかどうかは別としてもよほど好印象です。
次に自信過剰な態度をとる人です。自信はないよりあったほうが良いでしょ?と思われるかもしれません。ですが、自信を持つことと傲慢になることとは違います。声優に限らず、第一線で活躍している俳優さんやモデルさんはとても努力家で謙虚だと言われています。(そうではない人もいますが…)審査員も人間です。自信過剰で偉そうな新人を取りたくはありませんよね。
ただし同じ自信過剰でも、「自信過剰になりがちなので、そんなときこそ『常に努力』という言葉を思い浮かべるようにしています」と言われれば、悪い印象にはなりませんよね。要はアピールの方法を間違えないことです。 審査員から見たとき、自分はどんな人に見られるか?客観的な視点を意識した自己PRを考えてみてくださいね。
声優オーディションに受からない人の【台詞・朗読】
オーディションは緊張します。誰でもそうだと思います。台詞や朗読の良くない例としてありがちなのは、「声が小さい」「自信なさげに読むこと」です。
特に養成所の入所オーディションでは、審査委員はその人のやる気を見ています。台詞であれば、基礎がきちんとできていなくても、上手じゃなくても、「大げさなくらい、大きな声で感情を込めて読むこと」がポイントです。朗読なら「落ち着いて、大きな声で読むこと」を意識してください。もちろん朗読においても、何を伝えたいかを文章から読み取って、感情を込めて読むことが大事です。ただし焦って頭が真っ白になってしまった場合には、とにかく落ち着いて大きな声で読むことに集中しましょう。
事務所所属オーディションやキャスティングオーディションでは、やる気だけで合格することは難しいですが、いずれにしても「小さい声で自信なさげに」では受かりません。場馴れして本番に強くなれるよう、練習を重ねましょう。専門学校や養成所ではオーディション対策の講義や実践練習もあると思いますが、家族や仲間にも協力してもらい、「人に見てもらう」場をたくさん設けることもオススメです。
オーディションに落ちても落ち込まないこと!
とは言え、どんなに自己PRが良くても、台詞読みや朗読がバッチリ決まっても、残念ながら受からないことはあります。それはあなたの実力不足かもしれませんし、他にもっといい人材がいたからかもしれませんし、そのオーディションで欲しい人材とあなたがマッチしていなかったからかもしれません。
月並みなことを言うようですが、オーディションに落ちたからといって落ち込まないこと!声優という狭き門を目指すなら、オーディションに落ちるたび落ち込んでいては身が持ちません。言わずもがな、志望者が非常に多い業界です。「オーディションに落ちたくらいでは折れない」心を持ってください。そして、声優になるには運とタイミングも大きく左右します。チャンスを逃さないためにも多くのオーディションを受けてください。
何より大事なのは落ち込むことではなく、自分にはどんな強みがあるか、どんな個性があるかを常に自己分析して、審査員にとって魅力的な人材として映るよう努力を惜しまないこと。あなたの声優としての道が拓けることを心より祈っています!